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日本語を教えても意味ないって言われるけど

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日本語って難しいですね。

ヴェーハー・K・タツヤです。

 

ぼくはZAPの提携会社であるYouArt Academyで日本語教師としても働いています。

 

直接言われたことはないのですが、最近、「日本語をカンボジア人に教えても意味がない」という声もよく耳にするようになりました。

今回は日本語を教える意義について少し考えていくことにします。

 

日本語を教えても意味がないと言われるようになった理由

日本語を教えても意味がないと言われるようになった理由、それはなぜか。大きな理由は二つあると思っています。中国の台頭と日本の凋落です。

 

特に、カンボジアにおいて中国の進出は凄まじいものがあり、エリアによっては中国語しか通じない場所があるほど。

今後も中国からの労働者は増えていくことが予想されていて、それに伴い中国語需要も高まっています。中国語しか話せない中国の方も多いので、中国語人材のニーズはとても高いです。

 

また一方で、少子高齢化が進む日本は、今後相対的にパワーが落ちると言われていて、これら二つの理由から「日本語を教えても意味がない」もっと言えば「日本語より英語や中国語を教えた方がいい」と言われているのだと思っています。

 

カンボジア人に日本語を教える意義

しかし、ぼくは今でも、そしてこれからもカンボジア人に日本語を教える意義はあると思っています。

 

意義1:日本人は英語が話せないから、日本語人材の需要は高い

日本人の多くがもし英語がペラペラだったら、日本語人材の需要は低かったことでしょう。だって、自分たちで英語を話せばいいだけだから。

 

幸か不幸か、日本人の多くは英語になんらかの苦手意識があるため、英語や現地語が話せる日本人人材を雇うことになります。

 

それどころか、日系企業は英語しかできないけど専門性が高い人よりも、専門性が低くとも日本語が話せる人を重用する傾向に。

それはそれで問題ですが…。

 

意義2:日本語人材は他の言語人材に比べて所得が高くなりやすい

他の言語に比べて、日本語人材の給与は高くなる傾向があります。その理由はシンプルで需要に対して供給が少ないから。

 

逆に英語はできてもそれだけで食っていくのは大変です。カンボジアには多くのフィリピン出身の人々がいて、彼らに仕事を奪われてしまうから。 

 

また、韓国語もカンボジア内では人気が高い言語ですが、韓国語は日本語ほど需要が高くない(国内にいる韓国人が少ない、韓国の人々は英語が話せる人が多い)ので、韓国語人材の所得は日本語人材よりも低くなりがちです。

 

まとめ

 日本語人材は、日本人がカンボジアに進出する限りはこれからも一定の需要が見込まれます。

カンボジアは日本よりはるかに語学の出来が収入にダイレクトに結びつくため、多くの人が必死になって語学を学習しています。

 

そんな彼らが日本語を覚えて、未来の選択肢が増えれば、これほど嬉しいことはありません。