どうも。
冒険家山川です。
今回は『決断と判断編その2』をお届けします。
劇的な移住決定から時間が経ち、早速出店の準備の準備が始まった。
常連さんだった人がパートナー(以下P)になる瞬間である。
勢いで決まったけど、それにしても見ず知らずの私とで本当にいいのか?
と不安な気持ちもある。
筆者『飲食店といっても何するんですか?』
P 『ラーメン屋をやろうと思う!』
筆者『え?作ったことないです・・・』
P 『まぁなんとかなるしょ』
この時すでに開店まで約4ヶ月。ヤバい予感しかない笑
実は今でこそ思い通り行くようになり始めたラーメンだが当時は悪戦苦闘の毎日でした。
そして8月になり一度カンボジアに視察に行くことに。
決断はいいが、知らないし行ったこともない国での出店をやるって言った私も大概である。
出店を決めてからの視察ってなんだよ笑
有名なゲストハウス『キャピトル』の1泊$5、窓もエアコンもない部屋に泊まり、数件だが物件も見て回った。
久々の海外に少し疲れた日のリバーサイドでの優雅な夕食時、おもむろにPが口を開く。
『今日回った中から決めよう。物件』
『どうする?どれがいい?』
筆者『え?今ですか?僕、立地の良し悪しもわからないんですけど・・初カンボジアだし』
P『どうせ1ヶ月見たってわからんて。アジアはスピードが大事だ!今決めるんだ!』
(ま、まじか)
筆者『・・・は、はい・・じゃあこれで・・』
で決まったのが今の私が運営するShangri-laというラーメン屋になったわけです。
適当ですよね。でもあの時は妙な説得力がありました。
普通の人は『構えて狙って撃つ』のですが、
私達の場合は『構えて撃って狙いを定める』
というやり方を実践したのです。
もちろん構えてから少しは狙いますけどね。
なぜ先に撃っちゃうの?って
トライ アンド エラーを数多くこなせるからです。
どんなに完璧だと思った事業計画でも、実際やってみると全然想定と違うなんてのは日常茶飯事なわけです。
そりゃそうだ。
人は生き物だし、自分が対象にした時代は1時間前に変わっているかもしれないのだから。でも今考えれば物件でエラーが起きても簡単に変えれないのだけど。
時間もお金(弾)もあるうちに早くうまくいっぱい失敗しよう!
『構えてまず撃っちゃってから狙っていこうぜ!』ってなるわけです。
実際、長考がもたらすメリットってそんなにないんだと思います。
一度絞り出して、こりゃいけるぜ!ってなったら実行。ダメなら改善。
PDCAの高速処理バージョンみたいな感じです。
ちなみにPDCAはこちら
※PDCAサイクル(PDCA cycle、plan-do-check-actcycle)は、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。 Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。
しかも物件契約が8月、オープンが11月20日。さらに
2店舗同時オープンしちゃったんです。私たち。。。
2店舗の物件を決めて、物件デザイン、施工依頼、日本から買って持っていくものや現地調達のもの、メニュー構成、原価出し、スタッフ雇用、教育、などなどを日本とカンボジアから半分は遠隔操作でやりました。いろいろな人に助けてもらいました。
2013年なんてイオンモールもないですし、プノンペン、便利なものは今より全然少なかった時代です。
さらにさらに当時の私といえば海外好きとはいうものの、英語力は限りなくゼロに近い状態。元体育会ですから。
高校の時なんてカバンにはPSPと弁当くらいしか入ってないのです。
もちろんクメール語なんて100%わからない。
それでも2店舗に入れるビール会社のリース契約やコカコーラの冷蔵庫リースの打ち合わせをこなしました。
というかこなすしかない。
だって誰もいないんだもん他に!!
どうやってやったかって?
Wifiがある環境で、私が神と崇める『Google翻訳様』にお願いして
『あなたは私を騙しませんか?』
『お金は必要ないですね?』
『いつ持ってきますか?』
などの質問を繰り出し、『Yes or Noで教えて!わかんないから!』とやるだけです。
簡単だね。英語の契約。
私達の例は少し極端ですが、『構えて撃って狙って』これは犬飼ターボさんの著書、『チャンス』から学んだことでもあります。
(意味を履き違えて覚えていたらすいません)
判断と決断の違いって普段あまり気にしないですよね。
『彼は判断力がないけど決断力はすごい』
『彼は判断力があるけど決断力がない』
どちらもあまりよくないんでしょうけど、
どちらがうまくいきそうでしょうか。
私の持論ですが、判断力は経験によって磨かれていくものと思っています。
(か、かっこよく決まったー)