ぼくもカンボジアに住むまでは、物乞いの人に何かをあげることはしなかった。だけど伊坂幸太郎の『砂漠』のこの一節を読んで考え方が変わったんだ。
— ヴェーハー・K・タツヤ🇰🇭 (@TEx6527) December 15, 2019
『そうやって、賢いフリをして、何が楽しいんですか。この国の大半の人間たちはね、馬鹿を見ることを恐れて何にもしないじゃないですか。』
よく海外で活動してる人あるあるなのが、「よその国に行く前に日本をなんとかしろ!」って言われること。
— ヴェーハー・K・タツヤ🇰🇭 (@TEx6527) December 16, 2019
気にしなくていいんです。そう言っている人のほとんどは何もしていないから。
「よその国よりまず日本を何とかしろ!」という意見には特に耳を貸さなくてもよいのだけれど、もし自分なりの答えを見つけたい人はピーター・シンガーの『あなたが救える命』を読んでみるといいかも。
— ヴェーハー・K・タツヤ🇰🇭 (@TEx6527) December 16, 2019
国境を越えた知らないけれど苦しんでいる他者に対して何かすべきかを学術的に議論する分野を「グローバルジャスティス」と呼ぶのですが、シンガーはその中で割と代表的な論者なのでぜひ。
— ヴェーハー・K・タツヤ🇰🇭 (@TEx6527) December 16, 2019
ただシンガーは幸福を定量で測る「功利主義」と呼ばれる立場をとっているので、それが合わないなという人はポッゲの『なぜ遠くの貧しい人への義務があるのか』がおすすめ。
— ヴェーハー・K・タツヤ🇰🇭 (@TEx6527) December 16, 2019
ちなみにぼくの答えは、「先進国が途上国の能力を収奪してしまうような現在の社会構造をつくったのは、先進国と呼ばれる国々だから、その国の構成員はみなその構造を変えるように努力する責任がある」です。