どうも
冒険家山川です。
本日はグリット第2章をお届けいたします。
前回のおさらい
グリットとは『常に目標を持ち、耐えぬき、やり遂げる力』のことを言います。(個人の見解です)
元々日本特有な根性論『やれば出来る!!』『気合いで乗り切れー!!』みたいな部分が今、世界的に再評価されている背景があると言います。
第2章では、 なぜ、グリット『やり抜く力』が成功に最も必要とされているかに迫って行きます。
IQの高さ=成績の高さではない
著者のアンジェラ氏は元教師。
学校の授業で扱う内容は時間をかければ誰でも習得が可能なレベルだったにも関わらず成績が低迷している生徒がいるという事実から『時間をかけて物事に取り組む』能力の有無が成績に深く関係しているのではないかと考えたのです。
毎年アメリカの最も優秀な学生(だいたいが部活動でキャプテンを務めていたり、各地域の有力者からの推薦をもらえた学年トップの成績優秀者)が入学する米陸軍士官学校では、それでも毎年脱落者が生まれます。
子供の頃からの憧れで、アメリカでは誰もが羨むエリート街道、そのために厳しい試験勉強、試練をくぐり抜けてきた猛者たちですら、厳しい訓練に耐えられず、早い子では入学から数ヶ月で退学してしまうという。
無事卒業し、出世街道を突き進む子と退学する子の差は一体何なのか。
著者であるンジェラ・ダックワーク氏はこの議題にフォーカスを当てた。
退学者と卒業者の間には学力、体力の差は見られなかったとか。
むしろ卒業者より優秀な成績を残した退学者も多くいたというのだ。
他にも、民間企業におけるトップセールスマンのケースや英単語のスペル暗記大会などでグリットという要素が記憶力、営業力、コミュニケーション力などにも携わっていることが明らかになっている。
例えばスポーツ、サッカーでも野球でも格闘技でもそうだが、本番で結果を出すためにどの選手も血の滲むような努力を重ねる。
スキルを習得し、試合で得たスキルをいかんなんく発揮するために。
グリットはこの2つのことに作用します。
①才能×努力=スキルの習得(パフォーマンスの向上)
②スキル×努力=達成
このように努力がなければ才能は開花せず、スキルは獲得できません。
習得したスキルを努力して実用しなければ成果は得られません。
達成までに2度グリットが必要になるわけです。
このブログ、シンガポールから更新中。
ブログ更新対決に敗北した私にはグリットがまだまだ足りないみたいです。
次回はそのグリット力の測定方法とグリットを伸ばす方法に迫ります!!