こんにちは、カンボジアで民泊メール代行をしておりますZAPです。
ZAPのお客様は、基本的に日本にくる外国からのゲストの方々と、物件オーナーの方々です。双方をメールで繋ぐことを仕事にしています。
しかし、私たちの拠点はカンボジア。まだまだ数は少ないですが、カンボジアでは自社物件も含めAirbnb完全運営及び運営代行を行っています。また、カンボジアにくる世界中からのゲスト方々のために、色々なアクティビティーもつくっておます。
今日は、そのアクティビティーのひとつ、スタデーツアーをつくるため、政府管轄孤児院にいってきました。
カン ボジア孤児院の状況
さてさて、政府管轄孤児院の話をする前に、少しプノンペンの孤児院の状況話しをしましょう。
ここプノンペンには大小あわせ117の孤児院があります。
1年半前、初めてカンボジアに来た時に見た、空港近くのとあるカンボジア孤児院の様子
しかし一昔前はもっと多くの施設がありました。
なぜか?悲しいことに寄付金目当ての施設がそこらじゅうに溢れていました。
そして、近年、寄付金目当てのNGOやその他団体を一掃しにかかっているとのことです。
なんとも悲しい現実。いや、寄付金目当ての人を、頭ごなしに腹を立ててるわけではないのです。
そうしないと生きていけない現実に、哀しみを覚えているんです。
政府管轄孤児院
プノンペン市街からバイクで走ること約45分、少し開けた場所にその孤児院はありました。ここのスタッフは、ZAPスタッフ、Ellaの知り合いだそうです。
大きい!学校だー!! そりゃそうか笑。
何かのイベントがあり子どもたちは、そんなにいない模様。でも、いかにも学校らしい学校!僕は、中学社会、高校公民・商業の教員免許も持っており、本当に学校が大好きっす。ほらこの通り!ちゃんととってますよ!
いつか、将来教壇にもたちます、絶対に‼
さて、ここの施設の話をしましょう。
ここの施設、60人くらいの孤児が常駐しているとのことです。
子どもたちは、この施設から公立学校へ通っています。
カンボジアの授業は午前中のみです。いいのか悪いのか、、、。その後、子どもたちは施設に戻り、英語やPCで学んだり、友達と遊んだりという日常を過ごすそうです。
PC教室の様子。
4つのPCがあるのみで、しかも1台は壊れているとのこと。案内してくれたかたは、「これも寄贈されたもので、物がたりていない」とのことです。
ここは、図書室。
何やら、ガラッとしていて、寂しい様子。。まだまだ、行き届いていないところが現状です。
また、運動場はこんな感じ!
バスケットゴールが遠くに見えます‼
そういえば、カンボジアの国民スポーツってなんだろう?
前回のリオデジャネイロ五輪では、テコンドーで猫ひろしさんが、マラソンで走ったり、ソーンシウマイさんがテコンドーで出場したりしてましたが、、、。街中ではよくよく、サッカーしている様子が見えますので、サッカーは人気なのは間違いない!
いやそもそも、なんで孤児院が多くあるのか
もっともな疑問が、わきました。
それは、
なんでこんなに孤児院が多いのか。
ということです。そして、「カンボジア スタディーツアー」と検索すれば、必ずと言っていいほど、孤児院に行って、勉強を教えるとか触れ合うということが多いと思います。
昨年9月、田舎の孤児院にて。カンボジアの友人が連れてってくれました
発展途上国だからか?
いや、、カンボジア来てみてください。カンボジア田舎に行ってみてください。
そこら中に、自然にフルーツがたわわになっており、こんなにも豊かなんだとびっくりしますよ。田舎で餓死はありえない。
じゃぁなぜか。
勇気をもって、職員に聞いてみました。
その答えも、また考えさせられるものでした。
1つは、子どもに幸せになってほしいから。
孤児の多くが、田舎から来た子どもたちばかりです。両親は、インフラが整った、また多くの仕事がある都市部で子どもを育てたい。だが、両親が都市部に行っても、農業以外の経験もなく、現金を得ることが難しい。だから、子どもだけでも都市部で育ってほしいのです。アパート代も払えない人が多いので、施設に預けるしかないんです。
日本人の僕からしたら、子どもは何も問題がなければ、両親と育つべきだ、と思っていました。
でも、都市部はどんどん発展していって、みんなスマホやバイクに乗って、おしゃれなカフェに行き、持ち家をもち、、、
物質的にどんどん、豊かになっていっているなかで、わが子には何もさせてやれない(田舎にいれば)、だから都市部に行かせる、という親心もおやではないですが、わかるような気がします。
親と共に育つべきというのは、先進国から来た人のエゴだったのかもしれません。
そして、エイズ施設
そして、、同じ敷地内に悲しいかな、、
エイズ施設が並んでいました
カンボジアでは?ここの、施設では?エイズは隔離させられるみたい。
カンボジアのエイズ患者の数については、「僕たちは世界を変えることができない」の映画でもあったように、本当に多いです。
国連合同エイズ計画の統計によると、カンボジアのHIV感染者は推定7万人にも上るとのことです。人口は1500万のため、約0.4%のかたが、HIV感染ということです。
年々減ってきているとはいえ、この現実の数字をを見たときは、とても悲しくなりました。
でも、HIVという状況にもめげずに、未来を信じ一生懸命に勉強している、子どもたちをみて、色々と考えさせられました。
何ができるんだ僕たちは、、、
世界にこの現実を知ってもらうためには、どうすれば、、、
そもそもZAPは何のためにあるのか、、、
まとめ
具体的にZAPとしてどうすればいいのか、
スタディーツアーとしてこの場所を訪れるべきなのか、
正直にまだ今の段階ではわかりません。
しかし、また一つ、カンボジアの現実を見ました。
きっと、「カンボジア スタディーツアー」で引っかかる、多くの旅行業者の方々も、きっとまずはこの現状を知ってもらいたいことから、孤児院訪問を始めたのでしょう。
ただ、僕たちにはまだまだ、現地調査が必要です。軽い気持ちで、どんな気持ちで、彼らを訪れるべきでしょうか。まだまだ、会社内でかみ砕いていく必要があります。
しかし、
世界中の人をつないでいく、そこに携わる仕事をしたい。
この想いだけは、変わらず今後も持ち続けて行来ます。